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モンテッソーリ教育では、このような子供の発達過程や個々の状況を踏まえ、それぞれの能力を発達させる「手助け」をするという教育実践の中で、3つの要因が重要であり、モンテッソーリ教育の実践理論を構成する要素として位置付けられています。
モンテッソーリ教育実践理論の3大要素
(1)環境
  清潔で子供の心身の発達に見合った快い適切な人的環境および物的環境であり、ここでは子供が主人として位置付けられている事。
(2)教師
  特別な野心もなく子供に対して誤った先入観をもっていない明朗で冷静な教育者。すなわち子供に対しては助力者としての教師であること。
(3) 教具
  口頭教育では見当たらない子供の内的な力を呼び起こすための発達の手段としての教具。それは、子供たちに適当な魅力のある感覚の発達を促進する教具を使用させること。
発達の手段としての教具
モンテッソーリの思想的背景や世界観が具体化されているのは、「教具」においてです。その教具はモンテッソーリ教育において、子供の成長発達の手段として意義付けています。
発達の手段として「教具」を意義付けているのは、子供の内的な生命力が外的な刺激物の助けによって発達することを強調しているからです。
モンテッソーリ教育における教具の存在は、集中現象を呼び起こす媒体であり、その価値は単なる刺激物ではなくそれを提示することによって教育効果を高め、子供を変化向上する点に認められます。
 
教育課程および内容
モンテッソーリ教育における教育課程は、教具が中心となって編成されています。つまり、教具がカリキュラム化され教育目標の配列を実現しています。この教具のカリキュラム化は、モンテッソーリが捉えた多くの子供の「敏感期」を標準的に配列し、それを教具化したものです。
モンテッソーリ教育の教育課程では、まず入園当初の活動を行ってから本格的に日常生活の練習を行いそうして感覚教育へと移ります。
しかし日常生活の練習はそれだけで終わるのはなく、3才以降も続けられます。そして、感覚教育を基盤にして言語教育や算数教育へと進み、さらに文化教育(音楽教育・植物教育・地理教育その他)はこれら感覚・言語・算数教育を基盤にして発展していきます。
 
指先の練習教具  「のり貼り型ぬき色紙」
指先の練習教具  「ひもとおし」
感覚教具  「色板」
感覚教具  「円柱さし」
視覚教具  「長さの棒」
視覚教具  「ピンクタワー」
言語教具  「メタルインセッツ」
言語教具  「砂文字板」
算数教具  「紡錘棒と箱」
算数教具  「砂数字板」
 
参考文献・引用
モンテッソーリ教育法  理論と実践 「0~3才までの育ちと手助け」
モンテッソーリ教育法  理論と実践 第2巻「日常生活の練習」